10巻の感想
帯コメントには、
「深夜、部屋で、二人きり。
ナナの部屋。時間は深夜2時を回った。
沈黙、静寂、緊張、目線。呼んでおいて切り出せないナナ。
いいんだ。カオルにできるのはーーー縛ることだけ!!」
とのこと。
前巻で、深夜に部屋で若い男女が二人っきりとなった二人。
となればする事は一つ・・・!
・・・と言っても、この二人の関係はやはり帯コメントにもある通り「縛り」
それでも、いつものように縛るだけではナナの様子がちょっとおかしい。
・・・そんな様子のおかしいナナを見てカオルの縛り・息抜きはもっとエスカレートしていく。
この辺、時間無くてじっくり書けないのが歯がゆいですが、
これまで家庭なり学校なりで良い子ちゃんで過ごしてきたナナの、
これまで繕ってきた「良い子」な面をいっそ壊して欲しい、どうにかしてほしい・・・
そんな隠れた欲求をカオルが引きだし、通じあい、そして信頼し合う・・・
このなんとも不思議な二人の関係が非常に面白いです。
この作品のこれまでもどかしかったような部分が、
このナナとカオルという二人の関係において、一定の信頼関係に至ったように思います。
ただしその後、体調を崩したカオルを見舞いにきて空回りしてしまうナナもかわいいし、
息抜きの時とは別人のようなカオルがまた微笑ましいww
そんな彼を見舞いに来た舘。
お互いに信頼関係が高まってきた所での舘の登場に、
すこしがっかりしてしまい、冷たくあしらってしまうカオル。
「息抜きして欲しければノーパンでクレープ買ってこい」と。
しかし、そんな指令を聞いたのはナナだった。
ナナは思わずノーパンになり、外に出る訳だけど・・・?!
と言う訳で、強風の中でナナはどうなってしまうのか?
病気のカオルの助けは真に会うのか?!
と言うところで11巻は終わりです。
12巻も当然ながら楽しみ!!
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