6巻の感想
ひ、久しぶりの感想です...!
職場が変わって、通勤途中に本屋が無いのでつい...(言い訳)
帯コメントには、
「それが悪足掻きの旅だとしても。
始まりと終わり、ミカとニナ。辿り着く先は果たして――...。
大人気ゴシックファンタジー最新第7巻!」
とのこと。
いよいよ物語が佳境に差し掛かってきた感じですね。
ミカの旅の目的は、妹に奪われた心臓を取り戻し、そして自分自身は...
そんなミカについていき、一緒に旅を続ける事がルミエールの生きていく意味、
存在価値であった。
しかし、たまたま立ち寄った街でハンスという人物が残した「境界の魔女」のお話。
それをきっかけにミカは、今までたどってきた道を戻ってみようと告げる。
突如としてルミエールの前に、旅を止めさせてと告げるニナ。
ニナとしてはもうミカに旅を続けて欲しくない。
でもその願いが実現してしまうと、ルミエールは生きる意味を見失ってしまう。
ならどうすれば―――
出した結論は明確だった。
戻ってもいいけど、行き先を変えること。
ルミエールにとって、ニナの言う通りにミカの旅を止めさせる事は出来ない。
でもせめて、行き先を変える事が出来れば。
―――この先、まだミカと一緒に旅が出来る。
そう決めたルミエールは、まだ引き続きミカとの旅を続ける事になったのでした。
しかし、話の端々に垣間見える「終焉」の予感が終わりの近さを感じる...
なんとも複雑な所ですね...w
そして一話完結のお話が続きます。
神様になっちゃったのを言い出せずに、でも相談相手の子を好きになっちゃったお話、
籠の外に出る事を望んではいなかった少女のお話。
どちらも儚くて、思い通りにいかなくて...とっても魔女の心臓らしいお話だと思いました。
ミカとリツカが温泉に!というお話では、ミカの湯あみ姿が
とってもかわいらしくて...!ちゃんとリボンになってる辺りが
まとばさんの好みというかこだわりかなと思いました!
そして番外編では、1巻・2巻に出てきた懐かしのキャラが再登場!
サッシェにヴィオティーテ、オーギュストの三人ですね。
まとばさんの作品って「あぁ、この人はこうなっていくんだね...」って終わる感じが多いけど、
「その後」が描かれた事ってなかなかなかったと思うので、
こうしてその後が描かれるのは非常に新鮮で良かったと思います。
という訳で。
次巻予告を見ると「いよいよクライマックス」の文字が...!!
折角のオンライン配信作品なのに単行本派な自分にとっては
(リアルタイムでなくてまとばさんごめんなさい)と思いながらも
単行本でまとめて読むのが好きなので、果たして次巻で完結なのか、
9巻以降も続くのかもまだわかっていません。
それでも、1巻から追いかけてきたこの作品、どんな形で終わりを迎えるのか、
そして終わりに向かってどのようにストーリーが展開していくのかが
楽しみでなりません。
これからも続くミカの旅に魅了されるのを楽しみにしたいと思います...!
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