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Channel: ラブコメが好き過ぎて生きるのがツラい
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せっかち伯爵と時間どろぼう 3巻

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3巻です。
帯コメントには
「海賊王に!!!!!
 ならないからっ!!!
 久米田康治最新作!!
 時空も次元も掟も超える時計仕掛けの喜劇!!!」
とのこと。

もうね、わかりましたよ。
いつも通りの感想は書きませんよw
久米田先生、ついにこの作品も軌道に乗りましたね!
はっきり言ってこの作品は、「行け!南国アイスホッケー部」っぽさが
物凄く各所に現れています!
アニメ化を夢見て下ネタ暴走しまくっていた南国アイス、
5巻ぐらいまではそれを引きずっていたものの矯正して独自路線を打ち立てたかってに改蔵、
改蔵で培った「久米田節」が開花、マガジンに移ったことも奏功した?な絶望先生と
着実に独特なキャリアを積んできた久米田先生。
この作品も、1、2巻では改蔵・絶望先生の流れかと思いましたが
これはもう!改蔵・絶望先生の流れを汲んでの南国アイスへの回帰、
という感じが物凄く感じられました。

勿論、独自の久米田節は健在で、随所各所に思わずにやりとしてしまうような
ブラックなネタ、マニアックなネタ等がそこかしこにちりばめられているものの
それ以上に作品を賑わわせているのはやはり下ネタ。
しかし南国アイスのように月斗やそあら、キャプテン達のように突っ走った若き時代とはまた違い
改蔵・絶望先生を経験してきた、円熟してきた下ネタ節(??)とでも言うんでしょうか・・・
上手く言えないですが、南国アイス、改蔵、絶望先生と時代を経てきたからこそ
このネタの形がある、と言うような感じがしています。

この3巻も、主人公の卓がいなくても全く問題なくストーリー進むし、
いたらいたで余計突拍子もない方向に物語が進むしで、読んでいて実に面白い。
読者を良い意味で飽きさせない、という意味ではこの久米田節というのは、
好きな人にとってはたまらない作風なのではないかと思います。
個人的に完全に軌道に乗ったように感じらこの作品。
4巻以降も俄然楽しみです!!
是非ともこの方向性で突っ走っていってほしいものです!


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