公式
たまこ映画、観てきました!
期待値も割と高かったですが、かなり楽しめました。
元々、アニメのたまこを観ていた時は、
絵はやはり京アニという事でかわいいし、洲崎さんはじめ女性声優陣の声好きだし...
でも、オリジナルアニメとしてそこまで...本当にたまこのいる商店街の
楽しい日常を描いて終わったなぁ、という感じだった訳ですが。
そんな印象だったので、映画化の第一報を聞いた時は正直半信半疑でした。
でも、徐々に情報が明らかになり、「たまこラブストーリーって本当か?」
と思っていた頃にあのCMを観て、「これはやばい!!」と思った訳です。
正直、アニメの頃のもち蔵はというと、
たまこの事は好きなんだろうけど、王子の話の陰に隠れて、
恋愛要素のれの字も出し切れないような印象でした。
(みどりちゃんの暗躍もあったけどw)
それがあのCMでのイケメンっぷり、これはどうなることやら!!
と期待していた訳です。
んで、いざ観てみるとまさしく期待通りの展開でした。
幼馴染の二人の関係は小さい頃からずっとこのまま。
でも、高校三年生になったもち蔵は、映像の勉強をするために
東京の大学に行くことを決意する。
それはつまり、この町と、この商店街と、そしてたまこと...
お別れする事を意味するわけで。
周囲の押しもあり、勢い余って告白することに。
なんていうかこの告白のシーン、物凄く良く描かれていて、
たまこともち蔵の二人が幼少の頃の思い出を話し、
今は亡きたまこの母親の事なんかも思い出し、
「あの頃はこうだったね」と懐かしむ描写と、
未来を見据えて進学の話をするもち蔵。
もち蔵の決断と、そして突然の告白にこれまでマイペースだったたまこが
一気に混乱してしまう訳だけど、ここのたまこが本当にかわいかった。
告白したもち蔵は本当に立派だったと思います。
でも、家でもじもじしてるもち蔵はかわいい場面多かったですw
たまこの方は、もうもち蔵の事を意識する度に「カタジケネェ」と
片言になったり、動きが硬くなったり、挙句はお店のもち作りの仕込みの時に、
「紅白もち50個」と言われて
「紅白もち蔵50個!」と、もちと聞く度にもち蔵の事で頭がいっぱいになってしまう
辺り、免疫の無さっぷりが凄くよく描かれていたと思います。
そして。
こういう恋愛ものであれば本当にお約束な展開ですが、
告白してしまったが故に二人の関係は急にギクシャクしてしまう。
たまこは、もち蔵に対してどう接していいかわからず、
もち蔵の方は、告白しなければよかった、と・・・
冒頭から、バトン部としての活動も描かれますが、
たまこだけが上手く上にトスしたバトンを受け取ることが出来ない。
それと同じで、もち蔵の「告白」というトスをどう受け止めていいかわからないたまこ。
そんな関係に耐えかねて、「あの告白を無かったことにしてくれ」と告げるもち蔵。
それを受けて、さらに混乱してしまうたまこ・・・
ここでみどりちゃん達たまこの友達が色々相談に乗ってくれる訳ですが、
ここも凄く良かったですねー。必ずしも適格だった訳ではないけど、
それぞれがそれぞれらしいアドバイスをしてたまこをしっかりと支えてたのが
凄く好きでした。
みどりちゃんだけは切ない展開でしたが・・・
でも、
「克服しないと乗り越えられない」という覚悟で
もち蔵に返事をする決意を固めるたまこ。
でも、もち蔵はもう来ないと告げるみどりちゃん。
何故ならもち蔵はもう東京へ・・・?!
さぁたまこ、もち蔵を追いかけるんだ・・・!!!
・・・と、この文章を書いてるだけでちょっと思い出して鳥肌が立ってきましたがw
思春期の男女ならではの初々しい感情や葛藤が
これでもかと言わんばかりに詰まっている映画だと思います。
アニメの雰囲気も大事にしてあって、
そこかしこに爆笑であったり、クスッと笑ってしまうような場面もあったりで、
皆のキャラもアニメの延長上。本当に、アニメの一年後なんだなぁという感じ。
そうして、そこに「もち蔵の東京行き」という一つの転機を与えることで動きだす
たまこともち蔵の恋愛模様とその友達たち、
というのをキレイに楽しくまとめあげられた作品だと思います。
観たあとには、正直「おいおい、もうちょっと続きないの?」
とか思っちゃったりもしたけど、これはこれでこの二人らしいのでしょう。
ただ、願わくばもうちょっと続きというか、いっそ続編も観てみたいなぁと
ちょっとだけ思ったりしました。
ちなみに、個人的にあんこちゃんが大好きなもので、
出番が結構多くて良かったですww
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