ついに完結。。。
12巻の感想
帯コメントには、
「少女・鈴の恋と絆の物語
完結。そして、未来へ」
とのこと。
いやぁ...ついに完結してしまいましたね。
前巻では夏川による津軽の襲撃があり、
至近距離で銃で撃たれたこともあり、
さすがにこれは...という状況。
春時と共に欧州に旅立とうとしていた鈴もさすがにこれには衝撃を受けまくる。
津軽が大好き。
でも津軽が目を覚ましてくれない。
一緒にいたいとかわがまま言わないから、津軽を助けて...
この鈴の必死の祈りの場面は心打たれるものがありました...
シリーズ通して色々なトラブルはあるものの、
ここまで鈴が一つの事を祈る場面は他に無かったと思います。
結果的に津軽は意識を取り戻しつつあるけど、
途中で津軽が名前を呼んだのは「ひな」という女性の名前。
性格的にもあっているし家柄的にも結婚相手としてふさわしい。
三年ほど付き合っていたものの留学してしまい、挙句二年前に亡くなってしまった...
これまで鈴に対してどこか距離を取っていた津軽の背景には、
このひなとのやりとりがのしかかっていたのでしょう。
そんな津軽がもうろうとする意識の中で見つけたのはひな。
...だったと思いきや、それは実は違って。
もっと小柄で。
もっと勝気で。
もっと、傍にいて...
という訳で、ここからは深くは書きませんが、結果的にハッピーエンドになって
本当に良かったと思っています。
番外編に満ちた幸福感は、これまでハラハラしながら読み進めていた
読者としては非常に溜飲が下がる思いです。
しかもしかもしかも!!!
あー、完結か....残念...もっと津軽と鈴のラブコメな部分を観たいな、
と思っていたらなんと!
5年後を描く「明治メランコリア」なる連載が!
しかも11月に単行本がもう出ちゃうだなんて...!!
これはもうファンとしては嬉しすぎる展開です。
リカチ先生、素敵な作品をありがとうございました!
これからも楽しみにしています...!
明治緋色綺譚(13) (BE LOVE KC)posted with amazlet at 14.10.12リカチ
講談社 (2014-10-10)
Amazon.co.jpで詳細を見る